ICT教育の進歩と通信教育
<ICT教育の進歩と通信教育>
ICT教育とは「情報通信技術(ICT)を活用・利用した教育」
ICT(Information and Communication Technology)は情報通信技術のことで、通信教育の分野では「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ(進研ゼミ)」などのタブレット型の教材が登場、今後はICT教育が家庭での学習の流れも変えていくかもしれません。
2014年2月28日~3月8日に小・中学生の保護者を対象にした調査では、約6割が「聞いたことがない」と答えていたというリサーチ結果がありますが、電子黒板や授業にタブレット端末の導入、将来的な電子教科書の導入などのニュースをご覧になった方も多いと思いますが、現在飛躍的に認知度も上がっていると思います。
今後特に学校などの実際の教育現場においてICT教育は急速に広がりを見せていくことが予想されます。
これは通信教育においても同じことが考えられますが、小学生という年代を考えると従来通りのテキスト型の紙教材の必要性・良さも無視できません。
タブレット型の通信教育の良さは、動かしたり聞いたりといった紙のテキストではなかなか難しい角度からの学習ができ、スピード、子供のやる気のアップなどが挙げられますが、やはり一長一短であると思います。
タブレット型・テキスト型どちらが良い・悪いというわけではなく、それぞれの特徴を理解したうえで、個々の学習環境に合わせた教材を選んでいくことが大切な事であるということ。
学校での授業との関係性や通信教育に求めているものなどを加味しながらじっくり子供と一緒に考えていきたいポイントです。
ICT教育のメリット・デメリットを考えよう
ICT教育のメリット
・わかりやすい学習
実際に動かしたり、音声を聞いたり、映像による学習、拡大・縮小、マスキングなど多角的な勉強ができる
・ICT機器の取扱い能力が上がる
ICT機器は社会に出ても必要。正しい操作やセキュリティ知識などを身につけていくことができる
・学校授業の効率アップ
タブレットに書き込みその内容が電子黒板に表示されたり、反転授業等授業スタイルの幅も広がります
・個々に合わせた学習
通信教育等の家庭学習において、データを蓄積したり、間違えた問題を優先的に学んだり、より個々に合わせた学習がしやすい
ICT教育のデメリット
・書く学習
実際にえんぴつを使い「書く」学習も大切。実際に書くことで覚えることもありますし、ここを疎かにしてしまうと良くないのではないでしょうか
・教育格差
学校への導入が一斉ではありませんので、地域格差が出てしまいます。法整備等もしっかりと行っていかなくてはいけない問題
・VDT症候群
聞きなれ倍かもしれませんが、長時間タブレット等のディスプレイを見続けることで、頭痛や肩こり、目や身体や心に影響が出る病気です
・教職員の対応
操作に不慣れな先生やコンテンツ制作がなかなかできない先生には大きな負担となるでしょう
ICT教育全体についての利点と欠点を上げてみました。家庭においてはそれぞれの教育方針や考え方がありますので、現状で一番良いと思える通信教育を受講していくことが一番望ましいと思います。