2016年小学生通信教育総まとめ&2017年の展望
<2016年小学生通信教育総まとめ&2017年の展望>
12月あたりから新年度の家庭学習を検討しはじめる方が多くなり、例年冬休みを終えると通信教育への注目が一気に高まります。
家庭学習を考えたときに、通信教育は最も利用しやすいタイプの教材。
学校の授業で学習したことを復習したり、個々の苦手を克服したり、学校とは違うアプローチで勉強したり、学習の習慣を定着させたり、それぞれ各々の目標や目的に合わせて勉強ができるのも大きなメリットですね。
2016年の通信教育の変化
2016年は小学生の通信教育に大きな変化のある年でした。
小学生の教材にもタブレットが導入され、『スマイルゼミ』は以前からタブレットのみで勉強をする教材ですが、『Z会』『進研ゼミ』ではテキストとタブレット端末を組み合わせたコースが新設されて、教材スタイルを自分が選択して勉強ができるようになりました。
電子教科書やICT教育など、タブレット端末が小学生のなかでも一般的になりつつある現状が良く分かります。
そのほか、各教材のコンセプトや目標というようなものがより分かりやすくなったと思います。教材の色が鮮明になっているので、自分が求めている教材を選びやすくなってきたのではないでしょうか。
2017年は個に合った勉強
2017年は、通信教育に大きな変化はないと思います。その理由は2020年度に大きな教育改革が控えているからです。2018年度より先行的に随時取り組みが行われていると予想されるので、実際に通信教育へ反映されるのも2018年度からではないかと考えています。
しかし、より個々のスタイルに合わせた学びができるようになるでしょう。
みんなが「せーの」で同じ教材で勉強をするというよりも、自分の実力に合わせた勉強、得意・不得意に沿った学習動線など個々に合わせた勉強ができるような通信教育が主流になってくると思います。
やはりその中心はタブレット教材だと思いますが、テキスト教材の良さを生かした『小学ポピー』のように敢えて変わらないスタイルで教材を提供する通信教育も改めて注目されるかもしれません。
一人ひとりのニーズに合わせて教材の幅が広がっているので、どのタイプの教材で勉強をするのか、何を目的に通信教育をするのか、通信教育へ求めているものをちゃんと考えて教材を選べば充実した勉強ができると思います。
今必要な取り組みをしていこう!
上記はあくまで予想の範疇ですが、色々先の事を考えすぎると結局二の足を踏んでしまい成長のチャンスを逃してしまうことになります。
通信教育で勉強をしたいと考えているのであれば、今から教材を比較して自分に合った通信教育で勉強をすることをおすすめします。
よく「いつから始めたらいいのでしょうか?」という質問をいただきますが、「始めようと思った時です」というのがその答えです。
子供の意欲があるときにはじめたほうがいいですし、後々になると今成長できる力が伸びずらくなることがあるからです。
通信教育で今の家庭学習を充実させていく取り組みをしていきましょう。