2020年より英語が5・6年生で教科になります
<2020年より英語が5・6年生で教科になります>
文部科学省は2020年度(平成32年度)より5年生・6年生において英語を教科にすることにしています。
現行では「必修」となっている外国語活動ですが、「教科」となることで検定教科書を使用した授業や成績表にも評価が与えられることになります。
実施に際し授業時間の確保などの問題点もあるようですが、今後さらに社会的に英語が必要になる機会が増えるにあたり、小学校から本格的に英語を学ぶことはとても良いことだと思います。
英語のコミュニケーション能力の土台をつくって中学校以降の英語教育につなげていくような取り組みになると思いますが、家庭での英語について考えてみる良い機会です。
3年生から必修化の予定
現行で5・6年生で「必修」となっている英語が教科になるのに伴い、2020年度からは新しく3年生・4年生で「必修」になります。早ければ2018年度にも段階的に実施されていくと思います。
3年生・4年生から英語に対する親しみをもって5・6年生で教科として教科書を使って勉強をする流れになります。
今後どのような導入がされるのか、「必修」での英語への取り組み方などを随時チェックしておきましょう。
英語は好きだけど苦手!?
英語の必要性が増してきていますが、小学校から英語を学ぶことで将来的な夢や仕事などの選択の幅も広がるのではないでしょうか。
「KCJ GROUP 株式会社」による小学生へのアンケートでは、「将来色々な国の人と一緒に仕事をしたい」という質問に「はい」と答えた割合は65.1%にもなります。日本で一緒に外国の人と働く、自分が海外に出て働く、どちらのケースであっても小学生にグローバルな視点があるのが分かります。
また、同じアンケートで英語が好きか、英語は得意かという質問もあります。
Q.英語は好きですか?
好き:59.3%、嫌い:29.9%、その他:10.9%
Q.英語は得意ですか?
得意:30.0%、苦手:59.0%、その他:11.1%
上記をみると、英語は好きだけれど苦手という小学生が多いのが分かります。
英語教育を小学校低学年から実施するにあたって、「好き」という部分を変えずに「得意」を伸ばしていくような取り組みが必要なのではないでしょうか。
もちろん家庭でも英語の必要性や重要性を考えていくことも大切だと思います。