進研ゼミの受講者が減少、今後に注目!
<進研ゼミの受講者が減少、今後に注目!>
前年度、進研ゼミを運営する「ベネッセホールディングス」の情報流出があり、進研ゼミをはじめとする通信教育部門の受講者が減少しています。前年度4月と今年度4月の受講者数は小学生向けの進研ゼミで約19%減、通信教育部門全体でみると約25%減という事なので、非常に受講者数が減っているのが分かります。
昨年の4月といえば、タブレット型の教材「チャレンジタッチ」をスタートさせた時ですので、このような現象は予想していなかったのではないかと思います。
平成27年3月期の連結決算は、最終損益が大幅な赤字(107億円)になり、通期業績が赤字になるのは上場以来はじめての事です。
現在、企業としては介護事業や海外向けの教育事業なども展開していますが、再度国内の子供向けの通信教育部門もしっかりと立て直してしていただき、以前の活気ある教材として復活していただきたいと思います。
テキスト型教材「チャレンジ」、タブレット型教材「チャレンジタッチ」の教材の質・受講しやすさ・学力の定着など、教材自体に力量があれば自然と受講者も増えていくのではないでしょうか。
『進研ゼミ』といえば、長年子供向けの通信教育をけん引してきたブランドでもありますし、知名度・人気度も非常に高く、小学生向け通信教育のシェアも圧倒的なものがありましたので、今後の展開に注目していきましょう。
現在『進研ゼミ小学講座』では、チャレンジタッチ新規受講者向けに「先着50万人限定、専用タブレット無料キャンペーン」を実施しています。
「日本e-Learnig大賞」「イードアワード顧客満足度調査 小学生タブレット部門」を受賞した「チャレンジタッチ」は、タブレット型の通信教育として進研ゼミのノウハウを詰め込んだ教材です。運営開始1年を過ぎ、今後も新しいシステムや学習ができるようにマイナーチェンジを繰り返しながら徐々により受講がしやすい形に変わっていくと思いますので注目しましょう。
タブレット型教材の関心度は落ち着いてきた?
タブレット型の通信教育に関してはある程度現在は落ち着いてきた感じがあります。
『チャレンジタッチ』と『スマイルゼミ』がタブレット型の通信教育として運営していますが、教材スタート時はやはり注目度も高く新しい形の教材でしたので非常に関心が高まりましたが、運営開始後よりも若干現在では注目度は落ち着いてきた感じがあります。
というのも、当サイトをはじめ関連サイトではやはり圧倒的に『Z会』『ポピー』『ドラゼミ』といったテキスト型の通信教育のほうが人気があるからです。
以前「ゲーミフィケーション」と「エデュテインメント」についての記事を書きましたが、タブレットの特性でもある学習手法は子供のモチベーション維持ややる気という部分において効果的な反面、学びの重要な部分がぼやけてしまうという側面もあると思います。
通信教育は活用次第で教材は非常に良いものにもなりますし効果がないものにもなり得ます。
どういったカタチの家庭学習を行うのか、なにを学習のツールとして選択をするのかは個々それぞれです。本当に子供に必要な学習が行えるようなスタイルを選択して充実した学びができるよう通信教育を受講していきましょう。