質と量を適度に繰り返す学習
<質と量を適度に繰り返す学習>
勉強のやる気が起きなかったり学力がなかなか向上してこない場合、どのような学習法が良いか悩む親御さんも多いと思います。
それこそネット上には様々な学習法や勉強のやり方などが紹介されていますが、あれもこれも試してみて結局何が一番良い方法かわからなくなってきてしまうこともあります。
その子供によって学習の環境も違えば性格も違います。正しい学習法というものは個々で違って当然ですので、一般的に良いというものや多数派の学習法であってもすべての子供に合う学習法ではないのです。
結局は自分に合った勉強法・学習法を見つけ出すことが学習環境を整えるうえで大切な事ではないかと思います。
そこで今回は、ひとつの学習方法として「質」「量」の繰り返し学習について紹介してみたいと思います。ある程度の学力以上の伸びがない子供や、学習意欲を維持しながらより発展的な学びをしてみたいご家庭向けだと思います。
質⇒思考力、量⇒処理力・持久力
難しい問題・応用的な学習を質の高い学習と定義すると、質を重視した学習は思考力を養っていく学習。
勉強の時間や分量を学習の量とすると、量を重視した学習は処理力や持久力を養います。
どちらか片方に比重を置きすぎても子供の負担になり、学習意欲を損なうことになりかねません。例えば、難しい問題ばかりやっていると「もう、わからない!」と投げ出したくなります。分厚い問題集をやらなければいけないと思うとそれだけでやる気が起きなくなってしまいます。
どちらかに偏るのではなく、「質」と「量」をバランスよく実践していくことで学習意欲を維持しながら学力を伸ばしていくことができると思います。
子供の力量をみながら限界に達する前に切り替えることで、やる気を維持したまま「思考力」「処理力」を伸ばし、その後の中学校以降の学習にもつなげていくことができるのではないでしょうか。
中学以降の学習では基本的に親がかかわることなく子供一人で考えながら進めていかなくてはなりません。小学生だから親がかかわれる部分もありますので、一つの学習法として「質」「量」の繰り返し学習をひとつの方法として提示してみましょう。
もちろん、今確立された学習法がある子供は無理に変える必要はありませんので、学習法で悩んでいるご家庭は参考にしていただければと思います。