小学生の勉強に親が関わろう!
<小学生の勉強に親が関わろう!>
「勉強をしなさい」と小学生に言っても反発心からやらなかったり、仕方なく勉強をやっているだけの状態になりがち。
小学生では親がある程度まで勉強・宿題に関わってあげることも必要な事です。もちろん各家庭の方針や環境の違いがありますので、優先すべきはその家庭の方針ですが、なるべくは親が子供の勉強に関わっていくスタンスをとっていくと良いと思います。
では、どの程度勉強に関われば良いのでしょうか?
学年や環境等により違いもありますが、いくつかのパターンで考えてみましょう。
case.1 小学1年生でなかなか進んで宿題ができない
低学年では家庭学習の習慣を作ることが大きな目標のひとつです。
毎日勉強をする習慣、宿題をちゃんとやる習慣を身につけていくために、親がサポートをしていく必要があります。
今回のケースだと、勉強をする時間を決めたうえである程度つきっきりで宿題が終わるまでみてあげて習慣づけをさせていくやり方が良いと思います。子供自身も一人では気が色々な方向に向いてしまう年頃ですので、積極的に子供の勉強に関わっていくことで自立した学習へと導いてあげましょう。
宿題が「面倒くさい」「嫌だな」と思いながらの勉強と、自発的な勉強では雲泥の差がありますので、楽しみを持ちながら取り組むことができるように接していく方法を考えてみましょう。
case.2 小学4年生で学習習慣はあるが学力が伸びない
習慣的に勉強ができるけど学力が伸びない場合は、その勉強のやり方に問題があることがあります。
「やらされている感」で勉強をしていたり、重要なポイントを理解しないで進めていたり、気が散る場所でやっているので覚えることができなかったり、好きな教科だけやっていたり、様々な要因が考えられますので、まずは子供の勉強の様子を観察して問題点を見つけて改善していきましょう。
学習習慣が身についていれば、子供が自発的に勉強をスタートさせます。そこで勉強の取り組み方や進め方などをアドバイスして、一緒にやり方を考えていくと子供の学力は伸びてくると思います。
量を増やしたほうが良いのか、質を向上させたほうが良いのか、通信教育などを活用して学校とは違う角度から学んだほうが良いのか、様々な考え方がありますので、各家庭でより良い子供の学習を考えた取り組みをしていきましょう。
case.3 小学6年生で自発的な学習ができない
6年生で勉強の習慣ができていないと、このままだったら中学校になった時に心配だと思ってしまいます。
なおかつ、高学年になれば主体的な学びが求められます。自学自習の習慣や主体的な学びは将来へもつながる大切な事なのです。
この主体的な学び・自学自習の習慣は、子供が勉強に対する良いイメージを持っているからこそできることだと思いますので、このイメージを変えていくことが鍵になります。
口も達者になり反抗的な態度も目立つ高学年ですが、しっかりと話をすれば必ず理解ができる年代。勉強をすることの大切さを説明したり、分かりやすい教材から「学ぶことの楽しさ」を実感する取り組みなどをすることで、徐々に勉強に対するイメージの変換をしていきましょう。
親とのコミュニケーションの中から学ぶことの必要性と自分の可能性を広げてくれることを理解してもらい、勉強のやり方や取り組む環境などに親が協力し、「分かる」を積み上げて学ぶこと自体に魅力を見出だせるような取り組みをしてみましょう。
各家庭における方針や、兄弟姉妹関係、学習環境なども様々ですので、上記のようなケースでもそれぞれの関わり方があると思います。
要は、子供の勉強のことにちゃんと関心をもって関わっていってほしいのです。
仕事や家事など親も忙しいと思いますが、子供が小学生でいる時間はたった6年間です。子供の成長を感じながら子供の勉強に関わっていきましょう!