小学生のプログラミング教育
<小学生のプログラミング教育>
2020年度の新学習指導要領では小学校での「プログラミング教育」が盛り込まれており、先行的に2018年度から実施していく自治体や学校のあると思います。
内閣府は「IoT、人工知能、ビッグデータ、ロボット・センサーの技術的ブレークスルーを活用する」第4次産業革命を掲げ、これからの時代の産業において技術・スキルだけでなくビジネスモデル・働き方なども含めて大きく社会が変革していくことが予想できます。
その流れの中で、小学生からのプログラミング教育が必修になり、必要なスキルや思考を身につけていくのが今回の改訂の背景にあります。
プログラミング教育の内容などを確認してみましょう。
小学生のプログラミング教育
小学校のプログラミング教育の要点を整理していきます。
1.論理的思考力・プログラミング的思考を育成
プログラミング教育の大きな目的は論理的思考力・プログラミング的思考の育成。プログラミン技術そのものの習得を目指しているわけではなく、意図した処理を指示、手順や順序、どのように組み合わせたらいいのかなどを論理的に考える力の育成を目指しています。想像性や問題解決能力などの資質や能力を育てていく側面もあり、算数・理科などの教科学習と連動させながら学んでいきます。
2.情報技術に支えられていることに気づく
プログラミング教育を通して情報社会がコンピュータなどの情報技術により支えられていることに気づき、さらにコンピュータなどを活用して問題解決をする姿勢や力を育成。現代社会において情報技術は日常と気っても切り離せないものです。プログラミング教育は生活の中でコンピュータなどを活用していく基盤をつくります。
3.教科知識の確実な定着
プログラミング教育は教科学習と組み合わせて学んでいくことになります。例えば算数では作図のときにプログラミングによってより深く正しい理解を促したりするなどの取り組みを進めていきます。
プログラミング技術を向上させていくことが目的ではないので、複雑なプログラムを組んだりプログラミング言語を多用した授業ではありません。
プログラミング的な思考力を育成していくことが目的ですので、どういった支持をすればいいのか、どう組み合わせてばいいのか、正しい順序などの論理的に物事を考えていく力をプログラミング学習を通して伸ばしていきます。
通信教育でプログラミング教育
小学生の通信教育では、2018年度からプログラミングを学ぶことができる教材がいくつかあります。
学年に応じた取り組みで楽しみながらプログラミングに触れていくことができるので、ぜひ積極的に受講してみましょう。
特におすすめは『スマイルゼミ小学生コース』。
1人でも夢中になって取り組めるような講座になっていて、算数・理科・社会などの教科の学びも一緒に深めていく題材で取り組むことができます。