低学年はできるだけ親も一緒に勉強していこう!
<低学年はできるだけ親も一緒に勉強していこう!>
通信教育をはじめとする各種家庭学習教材を始めたとしましょう。1人で自発的に学習をする子供、難しくてやる気が出ない子供、ただ単にやらされているだけの子供、などなど各々の取り組みで学力への影響は大きく変わってきます。
特に低学年では、一人でできる部分と親と一緒に取り組むことで理解がしやすい場合があり、できるだけ親が一緒にやっていくことが良いのではないかと思います。
通信教育は親と一緒に取り組むことで教材を十分に活用していくことができ、子供の学力や学習進捗度も把握することができます。また、通信教育の中には親が一緒にやることを前提として制作されている教材もあります。
では、通信教育にどのようにかかわっていくのが良いのかを考えてみたいと思います。
教えるだけでなく一緒に考える
先生としての役割のほかにも、子供と一緒に考えて答えを導き出していくことで「考える力」を伸ばしていくことができます。
「分からない」「難しい」単元を教えるのは簡単な事ですが、子供は常に受け身になってしまいます。子供にヒントを与えたり、子供に寄り添い一緒に考えていくことができると、子供は自ら考え一所懸命答えを導き出そうと頑張ります。
学校の授業を家庭でも実践するのではなく、家庭では子供の自由な発想を大切にして子供が自分で考えることができる環境で学んだほうが良いと思います。
家庭での学習は学力の土台となり、学びの基礎です。
全てを子供に任せるのではなく、勉強のやり方、考え方、正しい姿勢なども含め、子供の学習に親がかかわることは非常に有効的な事です。
子供の考えを尊重する
はじめて学ぶ単元、応用力が必要な問題などはできなくて当たり前です。
一度勉強した箇所でも十分に理解していなければ何度も間違えることもあるでしょう。
そんな時に頭ごなしな対応をとってしまうと、子供は委縮して学びに意欲的になれなくなってしまいますので、子供の考えを聞き尊重し、子供の側にたった指導をしていくようにしましょう。
小学校の学習範囲に難しい単元はそれほど多くありません。順序良く学んでいけば時間がかかっても必ず理解できるようになります。
目先の学力よりも、その後伸びていく力を大切にした関わり方が良いと思います。
例えば『ドラゼミ』では、各ページに声掛けのポイントや間違えやすい個所などが記載されていますので、そういったものを参考にしていくと適切な指導ができるでしょう。
1人でできるところは見守る
何が何でも一緒にやるのではなく、子供が一人でできる所はそっと見守ることも大切。子供がグンと成長している時ですし、年齢が上がれば必然的に勉強は一人で行います。
低学年で通信教育で勉強をするときは特にこの点に気を付けていきましょう。
通信教育教材は楽しく学習をすることができるように工夫されていたり、やる気を引き出し一人でも取り組めるような仕組みがあります。その為一人で取り組もうと思えばできる教材もありますので、「教えて!」「分からない」といったところだけ一緒に考えていくスタンスでも良いと思います。
やる気を出して自発的に勉強しているのに親が横やりを入れてしまうことがないようにしていきたいですね。
なかなか境が難しいかもしれませんが、子供と話しながらその過程の学習環境を作っていきましょう。
受講する教材のタイプにより様々だとは思いますが、低学年のうちはやはり親がある程度教材に関わることが求められますので、子供のやる気を維持し自発学習ができるように色々な取り組みを考えてみてはいかがでしょうか。